Lesson 46: そして、しかし、だから - (等位接続詞 and, but, or, so)
Lesson 46 へようこそ!関係詞をマスターして、複雑な情報を一つの文で表現できるようになりましたね。素晴らしいです! 今回からは「接続詞(せつぞくし)」を学びます。接続詞は、単語と単語、句と句、文と文などをつなぐ働きをする言葉です。 まずは、文法的に対等な関係にあるもの同士をつなぐ「等位接続詞(とういせつぞくし)」の代表的なものを見ていきましょう。
等位接続詞:and, but, or, so
これらは、私たちの会話や文章で非常によく使われる基本的な接続詞です。 私たちの基本例文「I take it.」を二つ使って、これらの接続詞がどのようにつなぐか見てみましょう。 二つ目の文では、新しい動詞「keep (保つ、持ち続ける)」も使ってみます。
1. and (そして、~と~)
二つの事柄を単純に結びつけたり、時間的な順序を示したりします。「A そして B」という感じです。
I take it, and I keep it.
「私はそれを取って、そして私はそれを保つ。」
「I take it」という文と「I keep it」という文が「and」で対等につながっています。
2. but (しかし、でも)
前の事柄と対比的な、あるいは反対の事柄を結びつけます。「A しかし B」という感じです。
I take it, but I do not keep it.
「私はそれを取る、しかし私はそれを保たない。」
「それを取る」という行為と「それを保たない」という反対の行為が「but」でつながっています。
3. or (または、あるいは)
選択肢を示します。「A または B」という感じです。
I take it, or I leave it. (leave: 去る、そのままにしておく)
「私はそれを取るか、あるいは私はそれをそのままにしておく。」
「それを取る」か「それをそのままにする」かの選択です。
4. so (だから、それで)
前の事柄が原因・理由で、後ろの事柄が結果であることを示します。「A だから B」という感じです。
I want it, so I take it. (want: 欲しい)
「私はそれが欲しい、だから私はそれを取る。」
「それが欲しい」という理由から、「それを取る」という結果が導かれています。
✨ ミラクル先生のちょっと一言:等位接続詞でつなぐときの注意点 ✨
等位接続詞は、文法的に同じ種類のものを結びつけるのが基本です。
- 単語と単語: a pen and a notebook
- 句と句: in the morning or in the afternoon
- 節と節(文と文): (今回の例文のように) I take it, and I keep it.
節と節をつなぐ場合、接続詞の前にコンマ(,)を置くことが多いです (特に "and", "but", "so")。ただし、短い文同士の場合は省略されることもあります。
また、3つ以上のものを並べるときは、「A, B, and C」のように、最後のものの前に "and" (または "or") を置き、それまではコンマで区切るのが一般的です。(例: I take it, use it, and keep it. 私はそれを取って、使って、そして保つ。)この最後の接続詞の前のコンマ(オックスフォードコンマと呼ばれます)は、省略されることもあります。
「so」と「because (なぜなら)」は原因と結果の関係を表しますが、順番が逆になります。
- I want it, so I take it. (欲しい → だから取る) 【理由 → 結果】
- I take it because I want it. (取る ← なぜなら欲しいから) 【結果 ← 理由】
この違いも意識できると良いですね!「because」は次のレッスンで詳しく学びます。
等位接続詞 and, but, or, so、基本的な言葉ですが、文と文を滑らかにつなぐために不可欠ですね!