Lesson 24: その時までには取っているだろう - (未来完了形)
Lesson 24 です!現在完了形、過去完了形と、完了形シリーズが続いていますね。 今回はその締めくくり、「未来完了形(みらいかんりょうけい)」です。未来のある時点を基準にして、その時までには何かが完了しているだろう、経験しているだろう、または継続しているだろう、ということを表します。
未来完了形ってなあに?
未来完了形は、「未来のある時点までに、~してしまっているだろう/~したことになるだろう/ずっと~していることになるだろう」という意味を表します。 形は「will have + 過去分詞」です。
助動詞「will」の後に「have」(原形です!)、そして動詞「take」の過去分詞「taken」が続きます。
例文を見てみよう: I will have taken it.
では、未来完了形の文を作ってみましょう。 これも、基準となる「未来のある時点」を意識すると分かりやすいです。
- 主語(S)は「I (私)」
- 助動詞「will have」を置く
- 動詞の過去分詞形「taken」
- 目的語(O)は代名詞「it (それ)」
I will have taken it.
分解してみると…
- I (私) → S (主語)
- will have → 未来完了を作る助動詞のような役割
- taken (取ってしまっているだろう状態) → take の過去分詞
- it (それ) → O (目的語)
この「I will have taken it.」は、例えば次のような状況で使われます。 「明日のこの時間までには (未来の基準点)、私はそれを取ってしまっているだろう (その時までに完了する動作)。」 未来の特定の時点までに、何らかの動作が完了しているだろうという予測や、その時点での状態を表します。
✨ ミラクル先生のちょっと一言:完了形は「基準点」がカギ! ✨
現在完了形、過去完了形、そして今回の未来完了形。これら「完了形」と呼ばれる時制を理解するコツは、「どの時間を基準にしているか」を意識することです。
- 現在完了形 (have/has + 過去分詞): 「今」を基準に、それまでの経験・完了・継続。
- 過去完了形 (had + 過去分詞): 「過去のある時」を基準に、それより前の経験・完了・継続。
- 未来完了形 (will have + 過去分詞): 「未来のある時」を基準に、それまでの経験・完了・継続。
未来完了形は、「By the time you arrive (あなたが到着する頃には)」や「By next year (来年までには)」のように、未来の基準点を示す言葉と一緒によく使われます。
私たちの例文「I will have taken it.」も、「By tomorrow morning (明日の朝までには)」のような言葉を補って考えると、より自然に感じられますね! 「明日の朝までには、私はそれを取ってしまっているだろう。」という感じです。
未来完了形は、少し複雑に感じるかもしれませんが、未来の計画や目標について語るときなどに役立ちます。 「will have + 過去分詞」の形と、未来の基準点を意識する感覚を掴んでいきましょう!