英語の場所・方向表現マスター

1-1: 「点」で捉える at の場所

場所や位置を表す基本前置詞 at, on, in の旅へようこそ!時間の表現と同じように、場所の表現でもこれらの前置詞は中心的な役割を果たします。 まずは、時間と同じく「」のイメージを持つ「at」から見ていきましょう。地図上の特定の場所をピンで指すような感覚です。

at のコアイメージは「」です!
広い空間の中の、ある特定の「地点」や「場所」を指し示すイメージを掴みましょう。

地図上の特定の場所 (at the station, at the corner) をピンポイントで示すイメージ。

at の使い方①:特定の地点 (Specific Point / Landmark)

at は、地図上の特定の場所や、目印となる具体的な地点を指し示します。「~で」「~のところに」という意味です。

at + the bus stop / the door / the corner / the traffic lights / the top / the bottom など

例文 (特定の地点)

Let's meet at the bus stop.

バス停会いましょう。

Someone is knocking at the door.

誰かがドアノックしています。

Turn right at the next corner.

次の角右に曲がってください。

Please wait at the traffic lights.

信号のところで待っていてください。

He is standing at the top of the stairs.

彼は階段の一番上に立っています。

at の使い方②:建物・施設の一般的な場所/目的 (General Location / Purpose)

建物や施設について at を使う場合、単に「その建物の中にいる」(in) というよりは、「学校(勉強する)」「職場(働く)」「駅(電車を待つ)」のように、その場所が持つ**機能や目的、そこで行われる活動**を含んだ、やや漠然とした「場所」を指すことが多いです。

at + school / work / home / the station / the airport / the library / university / the office など

例文 (建物・施設)

My children are still at school.

私の子供たちはまだ学校です。(学校で勉強している、活動している)

He is at work right now.

彼は今、職場です。(仕事中)

I left my wallet at home.

私は財布を家忘れてきました。

We arrived at the station early.

私たちは早く駅到着しました。(駅という場所全体)

She is studying French at university.

彼女は大学フランス語を勉強しています。

Let's meet at the library tomorrow.

明日、図書館会いましょう。

He works at the post office.

彼は郵便局働いています。

in との違い: at the station は「駅という場所(構内や周辺を含む)」を指すのに対し、in the station は「駅舎の内部」をより具体的に指します。文脈によりますが、多くの場合 at が使われます。

at の使い方③:イベント・集まりの場所 (Events / Gatherings)

パーティー、コンサート、会議など、特定のイベントや集まりが行われている「場」を指すときにも at を使います。

at + a party / a concert / a meeting / a wedding / a conference など

例文 (イベント・集まり)

I met John at a party last night.

私は昨夜、パーティージョンに会いました。

Were you at the concert yesterday?

あなたは昨日、コンサートいましたか?

He gave a presentation at the conference.

彼はその会議プレゼンテーションを行いました。

We had a good time at the wedding reception.

私たちは結婚披露宴楽しい時を過ごしました。

Several important issues were discussed at the meeting.

いくつかの重要な問題がその会議議論されました。

at の使い方④:住所 (Address)

特定の住所(番地と通り名)を示す場合、特にアメリカ英語では at が使われます。

at + 番地 + 通り名 (例: at 123 Main Street)

例文 (住所)

They live at 72 Maple Street.

彼らはメープル通り72番地住んでいます。

The office is located at 100 Park Avenue.

オフィスはパークアベニュー100番地あります。

地域差・他の前置詞: イギリス英語では住所に in を使うこともあります。また、通り名だけの場合は on を使うのが一般的です (例: on Main Street)。

at のコアイメージ:まとめ

場所を表す at は、時間と同じく「」のイメージが基本です。 地図上のピンポイントな地点、建物や施設を活動場所という一つの「点」として捉えた場合、イベントが行われる「場」など、比較的狭い範囲や特定の場所を指し示すときに使われます。

場所の at 練習ドリル

ドリル1:at? on? in?

ドリル2:at を使って文を完成させよう!

このページの重要英単語

at:(場所)~で、~に(特定の地点、場所)
location:場所、位置
point:点、地点 / specific point:特定の地点
landmark:目印、重要な建造物
bus stop:バス停 / corner:角 / traffic lights:信号機
top:頂上、一番上 / bottom:底、一番下
school:学校 / work:職場、仕事 / home:家
station:駅 / airport:空港 / library:図書館 / university:大学
party:パーティー / concert:コンサート / meeting:会議 / wedding:結婚式
address:住所