みんな、第48課でいろんな強調の言い方を勉強したときに、「是~的 (shì...de)」構文がチラッと出てきたのを覚えてるかな? あの時は、「過去の出来事の特定の部分(時間、場所、方法など)を強調する」って簡単に説明したけど、実はこの「是~的」構文、とーっても奥が深くて、中国語の会話や文章でめちゃくちゃよく使われる超重要表現なんだ!
今日は、この「是~的」構文をもう一度じっくり見て、どんな情報を強調できるのか、否定や疑問はどう作るのか、そしてどんな時に「是」が省略できるのか、もっと詳しく探っていこう! これをマスターすれば、君の中国語は「ただ情報を伝える」だけじゃなくて、「特にココを聞いてほしい!」っていうポイントをしっかり相手に伝えられるようになるよ!
おさらいだけど、「是~的」構文は、既に起こった(または完了した)事柄について、その時間、場所、方法、目的、対象、動作主などの特定の情報を聞き手が知らない(または確認したい)場合に、その情報を強調して伝えるための形だよ。
主語 + 是 + 強調したい情報 + 動詞 + 的 (+ 目的語)
「是」は話し言葉では省略されることも多いけど、あると強調の気持ちがより強まるよ。
「是~的」構文で強調できる情報の種類はたくさんあるんだ。例文で見ていこう!
我 是 昨天 来的。
私が来たのは昨日です。
他 是 在北京 学习汉语的。
彼が中国語を勉強したのは北京でです。
我们 是 坐飞机 去上海的。
私たちが上海へ行ったのは飛行機でです。
这本书 是 谁 买的? 是 我 买的。
この本は誰が買ったのですか? 私が買ったのです。
他 是 为你 来的。
彼が来たのはあなたのためです。
強調したい部分を「是」と「動詞+的」の間に挟むのが基本だよ!
動詞の後に目的語がある場合、「的」の位置は少し注意が必要だよ。
我 是 昨天 看见他的。
私が彼を見かけたのは昨日です。
我 是 昨天 买的书。
私が本を買ったのは昨日です。(「本を買う」という行為の時間を強調)
我 是 昨天 买这本书的。
私がこの本を買ったのは昨日です。(「この本を買う」という行為の時間を強調)
「的」が名詞化する用法(例:我是教汉语的。 - 私は中国語を教えている者です。)と形が似ているけど、文脈で区別できることが多いよ。「是~的」構文は、あくまで「いつ・どこで・どうやって~したのか」という既知の出来事の詳細を強調するんだ。
我 不 昨天 来的。
私が来たのは昨日ではありません。
你 是 什么时候 来的?
あなたはいつ来たのですか?
他 是 坐飞机 来的吗?
彼は飛行機で来たのですか?
中国語の「是~的」構文が持つ「過去の出来事の特定の部分を強調する」という働きは、英語の強調構文(分裂文とも呼ばれる)の "It was ... that ..." の形ととてもよく似ているんだ!
例えば:
どちらの構文も、文の中のある要素(時間、場所、人、方法など)を取り出して、そこにスポットライトを当てるような働きをしているね。 ただ、英語の "It is/was...that..." は現在や未来のことについても使えるけど、中国語の「是~的」構文は、基本的に既に起こった事柄について使われる、という点が大きな違いだよ。 また、中国語では「是」が省略されることがあるけど、英語の "It was" は普通省略されないね。 この「是~的」構文は、会話で「え、それっていつの話?」「どこでやったの?」みたいに、相手が知りたいであろう詳細情報をピンポイントで伝えるのに、とっても便利な構文なんだ!
Lesson 57: In-depth Look at the "是~的 (shì...de)" Construction for Emphasis
This lesson provides a more detailed explanation of the "是~的 (shì...de)" construction, which is used to emphasize specific details (such as time, place, manner, agent, or purpose) of a past or completed event that is already known to have occurred.
The "是~的" construction is very common for seeking or providing specific details about past events and is somewhat analogous to cleft sentences ("It was...that...") in English, but with a primary focus on completed actions.