みんな、中国語の文法もだいぶ詳しくなってきたね! 今日は、動詞の形をちょっと変えるだけで、動作のニュアンスを軽やかにする魔法、「動詞の重ね型(かさねがた)」を勉強するよ! これは、日本語の「ちょっと見てみる」とか「試しに聞いてみる」みたいに、「ちょっと~する」「試しに~してみる」「気軽に~する」という、短い時間だったり、軽い気持ちだったりする動作を表すときに使う、とっても口語的な表現なんだ。
難しく考えずに、リズムで覚えちゃうのがコツだよ!
動詞が1音節(漢字一文字で表されることが多い)の場合、その動詞をそのまま2回繰り返す「AA」の形になるよ。
動詞 (A) + 動詞 (A)
例:看 (kàn) → 看看 (kànkan)
このとき、2番目のAは、声調が軽声(軽く短く発音する)になることが多いんだ。
。
私はこの本をちょっと見ます。
。
あなたはこの音楽をちょっと聞いてみてください。
。
私たちはこの件についてちょっと話しましょう。
動詞が2音節(漢字二文字で表されることが多い、例:学习 xuéxí - 勉強する)の場合、その動詞全体を繰り返す「ABAB」の形になるよ。
動詞 (AB) + 動詞 (AB)
例:学习 (xuéxí) → 学习学习 (xuéxí xuéxí)
この場合も、後ろのABの音節の声調は、元の声調のまま発音されることが多いよ。(軽声にはなりにくい)
。
私たち、ちょっと休憩しましょう。
。
みんなでこの問題をちょっと討論しましょう。
動詞の重ね型と同じように「ちょっと~する」というニュアンスを表すのに、動詞の間に「一 (yī / イー)」や、動詞の後に「一下 (yíxià / イーシァ)」 をつける形もよく使われるよ。 意味は、動詞の重ね型とほとんど同じで、置き換え可能なことが多いんだ。
。
どうぞ少々お待ちください。
動詞の重ね型は、会話を和らげたり、相手に何かを勧めたりするときに、とっても便利でフレンドリーな響きになるよ!
中国語の動詞の重ね型が持つ「ちょっと~する」「試しに~してみる」というニュアンスは、英語では一言でズバリと対応する文法があるわけではないけど、似たような気持ちを表す言い方はたくさんあるね!
英語では、"take a (quick) + 名詞" の形や、"for a bit / for a moment" のような副詞句、"try to + 動詞" のような形で、動作の短さや気軽さを表現することが多いね。 中国語の動詞の重ね型は、動詞自体をリズミカルに繰り返すことで、この「ちょっと感」を出す、とっても口語的で便利な方法なんだ。 特に、人に何かを勧めたり、提案したりするときに、この重ね型を使うと、柔らかくて親しみやすい印象になるよ!
Lesson 49: Verb Reduplication (Doing an Action Briefly or Casually)
This lesson introduces verb reduplication, a common feature in spoken Chinese used to indicate that an action is done for a short while, in a casual manner, or as an attempt. It often softens the tone of a statement or suggestion.
Verb reduplication adds a nuance of brevity, casualness, or tentativeness to an action, making the language sound more colloquial and often more polite when making suggestions or requests.