みんな、これまでのレッスンで、動詞の後ろに目的語が一つくる形(SVO)はバッチリだね! 今日は、一つの動詞が二つの目的語をとる、ちょっと特別な文の形を勉強するよ。 「彼に本をあげる」みたいに、「誰に」という間接的な目的語と、「何を」という直接的な目的語が両方出てくる文のことなんだ。
全部の動詞が二重目的語をとれるわけじゃなくて、特定の動詞だけがこの形をとれるんだ。 どんな動詞があって、どんな語順になるのか、しっかり見ていこうね!
二重目的語をとる文の基本的な語順は、「動詞 + 人を表す目的語 + 物や事柄を表す目的語」となることが多いよ。
主語 + 動詞 + 目的語1 (主に人) + 目的語2 (主に物・事柄)
日本語の「(人に)~を…する」と順番が違うから気をつけてね!
どんな動詞が二重目的語をとれるのか、代表的なものを見てみよう!
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彼は私に本を一冊くれました。
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先生は私たちに中国語を教えています。
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私は彼に一つ質問をしました。
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彼は私に良い知らせを教えてくれました。
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私は彼に辞書を返しました。
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私は彼女にプレゼントを一つ贈りました。
中国語の「動詞 + 人 + 物」という二重目的語の語順は、英語の "S + V + Indirect Object + Direct Object" の形 (例: He gave me a book.) とよく似ているね! どちらも、「人に物を」という順番になっている。
英語にはもう一つ、"S + V + Direct Object + to/for + Indirect Object" の形 (例: He gave a book to me.) があるけど、中国語で「人に物を」と言うときは、基本的には前置詞を使わずに「V + 人 + 物」の語順になるんだ。
ただし、動詞「给 (gěi)」はちょっと特別で、動詞として二重目的語をとることもできるし(例:他给我一本书)、前置詞として「~に」という意味で使われることもあるんだ(例:他给我买了一本书。- Tā gěi wǒ mǎi le yì běn shū. - 彼は私のために本を一冊買った。この場合は「買う」という動詞の対象が「本」で、「私に」は前置詞句になるね)。 この辺りの「给」の使い分けは、また別の機会に詳しく見ていこうね!
ポイントは、中国語の多くの二重目的語をとる動詞では、「V + 人 + 物」の語順が基本で、間に "to" や "for" のような前置詞は入らない、ということだよ!
Lesson 41: Verbs Taking Double Objects
This lesson introduces verbs that can take two objects: an indirect object (usually a person, the recipient) and a direct object (usually a thing or matter being acted upon). This is similar to double object constructions in English.
Unlike English, which can often use a preposition like "to" or "for" to introduce the indirect object (e.g., "give a book to me"), Chinese typically places the indirect object (person) directly after the verb, followed by the direct object (thing), without a preposition when these specific verbs are used.