みんな、様態補語で動作の「様子」を詳しく言えるようになったね! 今日は、補語の仲間の中でも、特に形容詞や動詞が示す性質や状態、または動作の差などが「どのくらいの程度なのか」を具体的に数量や言葉で補足説明する「程度補語(ていどほご)」を勉強するよ!
「様態補語」と「程度補語」は、どちらも「得 (de)」を使ったりして形が似ていることもあって、区別が難しいこともあるんだけど、程度補語は特に「差」や「レベル」を客観的に示すニュアンスが強いんだ。 例えば、「彼より3センチ背が高い」とか、「昨日よりずっと良くなった」みたいにね!
形容詞の後ろに、その程度を具体的に示す言葉(数量や「多了」「一点儿」など)を置いて、程度補語として使うよ。 比較の文(「比」の文など)の結果として現れることが多い形だね。
主語 + 形容詞 + 程度補語
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彼は私より3センチ背が高いです。
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今日は昨日より少し暖かいです。
形容詞の後に「了」や「多了」「得多」などがつく形も、広い意味では程度補語の一種と考えられるよ。
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ずっと良くなりました!/だいぶマシです!
動詞の動作が、基準と比べて「早く/遅く」行われたか、または「多く/少なく」行われたか、その差の程度を数量で示す場合にも程度補語が使われるよ。 この場合、「早 (zǎo - 早く)」「晚 (wǎn - 遅く)」「多 (duō - 多く)」「少 (shǎo - 少なく)」といった言葉を動詞の前に置き、動詞の後ろに差を示す数量(時量や動量)を置くんだ。
主語 + 早/晚/多/少 + 動詞 (+ 了) + 数量 (時量/動量など)
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私は10分早く来ました。
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彼は餃子を一つ多く食べました。
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あなたは一言少なく言いました。(一言言い足りなかった)
「程度補語」と、前回習った「様態補語」(動詞 + 得 + 様子)は、どちらも動作や状態の「どのくらい」を表すことがあるので、区別が難しい時があるんだ。
ただ、言葉の分類はいつもハッキリ分けられるわけじゃなくて、境界が曖昧なこともあるんだ。 大切なのは、それぞれの補語がどんな情報を伝えようとしているのか、そのニュアンスを感じ取ることだよ!
中国語の程度補語が表す「どのくらい~か」という具体的な差やレベルは、英語では形容詞や副詞を修飾する様々な言葉やフレーズで表現されるね。
英語では、比較の形や副詞、数量を表す言葉を組み合わせて程度や差を示すけど、中国語では、これらの「差」や「程度」を表す言葉が、補語として動詞や形容詞の後ろに置かれることが多いのが特徴だね(「早/晚/多/少 + V」の形は例外的に動詞の前だけど)。 様態補語の「V + 得 + 様子」と形が違う点にも注目だよ。様態補語は「得」を使って「どのように」を描写するけど、ここで紹介した程度補語の多くは、「得」を使わずに直接程度を示す言葉を置くんだ(形容詞+得+很/不得了 などは様態補語と程度補語の両方の性質を持つとも言えるね)。
Lesson 40: Introduction to Complements of Degree
This lesson introduces Complements of Degree (程度补语 - chéngdù bǔyǔ), which specify the extent, level, or degree of an action or quality. They often quantify the difference in comparisons or the intensity of a state. While similar in function to some complements of state (样态补语), complements of degree often focus more on objective or measurable extents.
Complements of degree help in making descriptions more precise and are particularly useful in comparisons and when specifying amounts of difference.