remember は、edを付けるだけで過去形・過去分詞形になる規則動詞です。活用は非常にシンプルです。
| 活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
|---|---|---|
| 原形 (Base Form) | remember | Please remember this rule. |
| 三単現形 (3rd Person Singular) | remembers | He never remembers my birthday. |
| 過去形 (Past) | remembered | I remembered his name. |
| 過去分詞形 (Past Participle) | remembered | I should have remembered. |
| 現在分詞形 (Present Participle) | remembering | I have trouble remembering names. |
remember をマスターする鍵は、その「記憶の呼び出し」のイメージと、後ろに続く形で「過去」と「未来」の意味を使い分けるルールを理解することです。
remember の本質は、頭の中の記憶の引き出しから、必要な情報や過去の出来事を「現在に引っ張り出してくる」ことです。忘れていた(`forget`)状態から、覚えている状態への移行、または覚えている状態の維持を表します。
この2つの意味は「過去」か「未来」か、で全く異なります。これは英語学習における最大の関門の一つです。
I remember visiting Paris when I was a child. (子供のころ、パリを訪れたことを覚えている)Please remember to visit your grandmother this weekend. (今週末、忘れずにおばあさんを訪ねなさい)「過去の思い出は`-ing`」「未来のタスクは`to do`」と、はっきりと区別して覚えましょう。
人や出来事、情報などを記憶している、という最も基本的な使い方です。
例文:I still remember my first day at this school. (私は今でもこの学校での最初の日を覚えています。)
my first day - 所有格`my`と序数`first`で特定されています。this school - 指示詞で特定。
例文:Did you remember that the meeting is today? (今日の会議だってこと、覚えてた?)
the meeting - 話題になっている特定の会議なので`the`が付きます。
`remember`は自分が思い出すこと、`remind`は誰かや何かが、自分に思い出させてくれることです。
remember (自分が思い出す): I must remember to buy a gift for her. (彼女へのプレゼントを買うのを覚えておかなければ。)
a gift - 「一つのプレゼント」という不特定のもの。
remind (誰か/何かが思い出させる): Could you remind me to buy a gift for her? (彼女へのプレゼントを買うのを、私に思い出させてくれる?)
例文:This song reminds me of my high school days. (この歌は私に高校時代を思い出させる。)
This song - 指示詞で特定。my high school days - 所有格で特定。
お疲れ様でした!`remember`の使い方は、特に後ろに続く動詞の形が、過去と未来の意味を分ける重要なポイントであることがお分かりいただけたでしょうか。
この`remember -ing`と`remember to do`の使い分けは、英語のテストでも会話でも頻出する超重要項目です。この機会に完璧にマスターして、記憶に関する表現を自在に操れるようになりましょう!