open は、edを付けるだけで過去形・過去分詞形になる規則動詞です。活用は非常にシンプルです。
| 活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
|---|---|---|
| 原形 (Base Form) | open | Could you open the window? |
| 三単現形 (3rd Person Singular) | opens | The store opens at 10 a.m. |
| 過去形 (Past) | opened | He opened the box. |
| 過去分詞形 (Past Participle) | opened | The door was opened. |
| 現在分詞形 (Present Participle) | opening | I'm opening the curtains. |
open をマスターする鍵は、その「閉じた状態からの解放」のイメージを理解することです。
open の本質は、ドア、窓、箱、本、心など、閉じられていて中に入ったり見たりできない状態のものから、その「障壁を取り除き、アクセス可能な状態にする」という変化にあります。閉じたドアが外の世界とつながる、閉じた本が物語の世界を見せてくれる、といった「解放」のイメージです。
形が同じなため非常に紛らわしいですが、「動作」なのか「状態」なのかで、文の構造が全く異なります。
I open the door. (私はドアを開ける)The door is open. (ドアは開いている)`be open`と`open`を混同しないことが、`open`マスターへの第一歩です。
`open`は「〜を開ける」と「〜が開く」の両方の意味で使えます。
物理的なものを開ける、最も基本的な使い方です。
例文(他動詞):He opened a large umbrella. (彼は大きな傘を一本開いた。)
a large umbrella - 「一本の大きな傘」という不特定のものを指すため`a`が付きます。
例文(自動詞):The automatic doors opened, and I walked into the building. (自動ドアが開き、私はその建物の中へ入った。)
The automatic doors - 特定の自動ドア。the building - 特定の建物。
店や銀行などが営業を「始める」、または新しく事業を「始める」という意味で使われます。
例文(他動詞):My friend is planning to open a cafe next year. (私の友人は来年、カフェを開くことを計画している。)
a cafe - 「一軒のカフェ」という不特定のものを指すため`a`が付きます。
例文(自動詞):The museum opens at 9:30 a.m. (その美術館は午前9時30分に開館します。)
The museum - 特定の美術館なので`the`が付きます。
open up (心を開く、可能性を開く): He rarely opens up about his feelings. (彼はめったに自分の気持ちを打ち明けない(心を開かない)。)
his feelings - 所有格で特定されています。`open up`は物理的に「全開にする」のほか、このように比喩的にも使われます。
お疲れ様でした!`open`の使い方は、特に形容詞との区別が重要であることがお分かりいただけたでしょうか。
この動詞と形容詞の使い分けができるようになると、あなたの英語の表現はより正確になります。身の回りの物の「開ける」動作と「開いている」状態を、ぜひ英語で表現してみてください!