arrive は、dで終わる動詞の基本的な変化ルールに従う規則動詞です。活用はシンプルなので、覚えやすいですね。
| 活用形 | 形 | 例文(クリックで発音) |
|---|---|---|
| 原形 (Base Form) | arrive | The train will arrive soon. |
| 三単現形 (3rd Person Singular) | arrives | He always arrives on time. |
| 過去形 (Past) | arrived | She arrived yesterday. |
| 過去分詞形 (Past Participle) | arrived | They have just arrived. |
| 現在分詞形 (Present Participle) | arriving | The arriving train is for Tokyo. |
arrive の根本的なイメージは、「旅や移動を終え、目的地に『到達』した瞬間」そのものです。
arrive は、単に「着く」という事実だけでなく、そこまでの移動や旅が完了した、という達成感や確定的なニュアンスを含みます。そのため、アナウンスや公式な文面など、フォーマルな響きを持ちます。
The train will arrive at Track 5. (5番線に到着いたします)What time did you get to the station? (何時に駅に着いた?)arriveを使いこなす最大のポイントは、目的地を示す前置詞の選択です。arrive to は使わないのが原則です。
駅、空港、ホテル、レストラン、建物など、地図上で「点」として示せるような、比較的狭く具体的な場所に使います。
例文:We arrived at the hotel late at night. (私たちは夜遅くにそのホテルに到着した。)
the hotel - 宿泊予定の、話し手と聞き手が分かっている特定のホテルなので`the`が付きます。
例文:The CEO arrived at the conference hall. (CEOはその会議場に到着した。)
the CEO, the conference hall - どちらも、文脈上「どのCEOか」「どの会議場か」が特定できるため、定冠詞`the`が使われます。
都市、国、地域など、地図上で「面」として捉えられるような、広い空間やエリアに使います。その中へ入っていくイメージです。
例文:My sister arrived in Paris this morning. (私の姉は今朝、パリに到着した。)
My sister - 所有格で特定。Paris - 都市名(固有名詞)なので冠詞は付きません。
例文:The first humans arrived in North America thousands of years ago. (最初の人類は数千年前に北米大陸に到着した。)
The first humans - 「最初の」と特定されている人類グループなので`the`が付きます。North America - 大陸名(固有名詞)なので冠詞は付きません。
日付や曜日には`on`を、`home`など一部の副詞には前置詞なしで使います。
例文:He will arrive on Monday. (彼は月曜日に到着します。)
Monday - 曜日(固有名詞)なので冠詞は付きません。
例文:I was relieved when he arrived home safely. (彼が無事に家に着いたとき、私はほっとした。)
homeは「自分の家へ(に)」という意味を持つ副詞なので、前置詞も冠詞も付きません。
「到達する」というコアイメージは、物理的な場所だけでなく、時間や結論など、抽象的な事柄にも使われます。
例文:Spring has finally arrived. (ついに春が到来した。)
Spring - 季節の名前は、一般的な季節について語る場合、冠詞なしで使われることが多いです。
例文:After a long discussion, we arrived at a decision. (長い議論の末、我々は一つの結論に達した。)
a long discussion, a decision - どちらも「ある一つの」という不特定のものを指しているため、不定冠詞`a`が使われています。
お疲れ様でした!arriveを正確に使うためのポイントが見えてきたでしょうか。
この`at`と`in`の感覚をマスターすれば、あなたの英語はより洗練され、知的な印象を与えます。アナウンスなどを聞く際にも、ぜひ注目してみてください!